東大寺2024年度算数 大問4

個別指導

「東大寺の算数を解いてみた」シリーズ。
2024年度大問4の速さ(点の移動)の問題です。
非常にシンプルながら、奥が深い、ある意味とても東大寺らしい問題です。もちろん、簡単ではありませんよ。

下の図のような,大きさの異なる正方形ABCD,正方形AEFGと直線AOを組み合わせた図形があります。この図形において,4つの点P,Q,R,Sを,Aを出発点として次に示すコース上をそれぞれ動かします。
 P,Rのコース…正方形ABCDの周を A → B → C → D → A の順に移動して一周し,
        その後Oへ向かってまっすぐ移動する。
 Q,Sのコース…正方形AEFGの周を A → E → F → G → A の順に移動して一周し,
        その後Oへ向かってまっすぐ移動する。
 ただし,OはEから遠いところにあり,P,Q,R,SがOに着くことは考えないものとします。

 まず,PとQをそれぞれ一定の速さで,Pが1分間に動く距離とQが1分間に動く距離の和が12cmとなるように動かします。すると,PとQが同時にAを出発してからちょうど10分後に,Pは正方形ABCDを一周したのちにEの位置にあり,Qは正方形AEFGを一周したのちにBの位置にありました。
⑴ DGの長さを求めなさい。

小さい正方形の1辺の長さを①,大きい正方形の1辺の長さを1⃣としましょう。
Pが10分間で進むのは、④と1⃣ … ㋐
Qが10分間で進むのは、4⃣と① … ㋑
㋐と㋑を合わせると、PとQが10分間で進んだのは⑤と5⃣で、この長さの合計は12×10=120cmです。(⑤+5⃣=120)
DGの長さは①+1⃣なので、120÷5=24cmになります。

⑵ PとQがA以外の点で重なるのはAを出発してから何分何秒後ですか。また,この重なる位置の点をKとするとき,AKの長さを求めなさい。

10分後、PはEに、QはBにある。
⑴と同様に、小さい正方形の1辺を①、大きい正方形の1辺を1⃣として、少し工夫した図で表してみることにした。

Pは④進んで再びAに、Qは4⃣進んで再びAに戻る。
PがEにきたとき、QはBにいて、図から分かるようにその差は1⃣-①
この「1⃣-①」を追いつくのにかかる時間を考える。
出発したときPとQのいる場所には「4⃣-④」の差で、これが10分で「1⃣-①」になったので、
Qは10分で、(4⃣-④)-(1⃣-①)=3⃣-③追いついた。
だから、1⃣-①を追いつく時間は、10分÷3=3\(\frac{1}{3}\)分=3分20秒
ということで、これは出発してから13分20秒後ということになる。

次に、AKの長さ。
13分20秒で、PとQが進んだ距離の合計は、12×13\(\frac{1}{3}\)=160cm
ここから④+4⃣を引けば、AK2つ分が残る。
⑴より、①+1⃣=24cmなので、160-24×4=64cm …AK2つ分
AKの長さは64÷2=32cmですね。

次に,RとSをそれぞれ一定の速さで動かします。RとSが同時にAを出発してからちょうど12分後に,RとSは⑵の点Kより6cmだけOの方向に進んだ点で重なりました。
⑶ RとSが重なる3分前のRの位置の点をLとします。ELの長さを求めなさい。

SがRと重なる点をMとしましょう。
AMの長さは、32+6=38cm
Rは12分間で④+38cmを進んだことになります。
3分は12分の\(\frac{1}{4}\)なので、LはMから、(④+38cm)÷4=①+9.5cmはなれたところにあります。(下の図参照)

1⃣+①=24cmでしたから、EL(図のの部分)の長さは
38cm-(1⃣+①+9.5cm)=38cm-(24cm+9.5cm)=4.5cmですね。

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