今回は、東大寺学園2018年度算数入試問題を解ききった感想を。
まあ、近年の東大寺らしいといえる問題。
どの問題も抜かりなく簡単ではない。よく練られた良問と言えば言える。
だけど、残念な点も多いと、個人的には思っている。
大問2の⑶(食塩水の濃度の問題)は、できてほしいけど、受験生には荷が重いと感じた。
算数で受験生の人並みの成績の子には解けないだろう問題。それとも、「人並みの受験生」は拒否するという学校の意思の表れか。
大問3⑵
ものすごく面白い問題。ただし、算数や数学を教えるものにとっては。
良問すぎて、東大寺受験生の人並み以上の頭でもかなり難儀する問題だと思う。
いや、うちには灘レベルのこんな問題がすらすらできる子が来てほしい、という、これも学校の願望の表れなのだろうか。
大問4
本気で作って、本気で受験生をつぶしにかかっているのか?
そんな感想を思わず抱いてしまう問題。
なるほど、時間があって、考えることが好きな子にじっくり考えさせるにはものすごくいい問題。
だけど、考えてみてほしい。制限時間60分の中で、大問1~3でぐったりと疲弊した頭が、この大問4を受け付けるだろうか?入試問題として考えるととても「良問」だと思えない。
東大寺はいい学校だし、子どもがいたら行かせたい学校でもある。(うちの場合は学校が自宅から遠すぎたので入学は諦めたのだけれど…)自由だし、勉強その他できる子も多い。そんな素晴らしい環境で6年間を過ごさせたいと考える、算数がやや苦手な受験生を持つ親もけっこういる。
そんな受験生や親の気持ちを打ち砕く問題になっていないか。
何を偉そうに、と思われるかもしれないですが、こつこつ積み重ねてようやく受験してもいいレベルに何とか辿り着いた受験生は、この東大寺の問題にはかなり苦労することは目に見えている。
別に灘にならなくていいし、西大和に東大実績で負けたっていいじゃないか。東大寺は東大寺だ。かつてのように、今算数は少し苦手だけどこの先きらりと光る子を見つけられる問題を、ぜひ作ってほしいなぁ。(かつてはそうだったと思っている)
ちなみにこの年の受験生の算数の成績結果は次の通り。
全受験者数 911人
平均点 53.8点
合格者数 373人
平均点 67.0点
算数の得点分布は
100点 1人(すげーのがいる!)
90~99点 15人(このレベルでもたいがいすげー!)
80~89点 59人
70~79点 110人
60~69点 157人 ← 合格するにはこのあたりが下限っぽいね
50~59点 179人 ← 合格は他の教科のでき次第
40~49点 190人
以下略
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