「東大寺の算数を解いてみた」シリーズ。
2025年度入試問題から、大問5の整数を扱う問題です。
一見難しそうに見えますが・・・
ではやってみましょう。
いくつかの整数の和と積が等しくなるような数の組を考えます。
【例】和と積がともに8になるような数の組は2通りあり,それぞれ数の小さい順に並べると,
1,1,2,4と1,1,2,2,2
です。
1,1,2,4について調べてみると,
1+1+2+4=8
1×1×2×4=8
です。
1,1,2,2,2について調べてみると,
1+1+2+2+2=8
1×1×2×2×2=8
です。次の問いに答えなさい。
⑴ いくつかの整数の和と積がともに12になるような数の組は3通りあります。それらの組をそれぞれ,例のように数の小さい順に並べなさい。答えのみを解答欄に書きなさい。
12=2×2×3
1をかける数はあとで調整するとして、まずは12を「かけて12」になる組に分けましょう。
(2個のとき)2×6,3×4
(3個のとき)2×2×3
あとは、それぞれの和が12になるように不足分だけ1を加えます。
1,1,1,1,2,6 1,1,1,1,1,3,4 1,1,1,1,1,2,2,3
⑵ いくつかの整数の和と積がともに210になるような数の組は全部で何通りありますか。
210=2×3×5×7
この2,3,5,7を2組とか3組に分けましょう。1をかける数はあとで調整します。
・(1個)×(3個)
2×(のこりの数の積),3×(のこりの数の積),5×(のこりの数の積),7×(のこりの数の積)
→ 4通り
・(2個)×(2個)
4個から2個選んで前の( )に入れる。ただし、(2×3)×(5×7)と(5×7)×(2×3)のように、前後が入れ替わったものが2個ずつできるので、2でわることを忘れてはいけません。
4C2=6,6÷2=3通り
・(1個)×(1個)×(2個)
前の2個を選ぶといいだけなので、
4C2=6通り
・(1個)×(1個)×(1個)×(1個)
これは2×3×5×7の1通り
以上から、4+3+6+1=14通りあると分かります。
⑶ いくつかの整数の和と積がともに2310になるような数の組は全部で何通りありますか。
2310も素因数分解をやって、何組かの積の形ができるようにしましょう。
2310=2×3×5×7×11
・(1個)×(4個)
2×(のこり),3×(のこり),5×(のこり),7×(のこり),11×(のこり)
→ 5通り
・(2個)×(3個)
前の2個を選んだらいいので、5C2=10通り
2組に分けるのは以上で、次は3組に分けましょう。
・(1個)×(1個)×(3個)
これは、前の(1個)×(1個)に入る2個を選んだらいいので、5C2=10通り
・(1個)×(2個)×(2個)
まず5個の数字から1個選び、残りの4個から2個選びますが、後ろ2つ、(2個)×(2個)の前後が入れ替わったものが2個ずつできるので、2でわることを忘れてはいけません。
5C1×4C2÷2=15通り
3組は以上。次は4組です。
・(1個)×(1個)×(1個)×(2個)
最後の(2個)だけ選べばいいので、5C2=10通り
最後は5組に分かれるのを選びますが、これは2×3×5×7×11しかないので1通り。
以上から、5+10+10+15+10+1=51通りです。
問題の意味をよく読み取って、丁寧にやれば、東大寺の受験生ならだれでも正解できるような問題な気がします。(でもなかなかそうはいかないのだね。)
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