甲陽学院の算数問題を解いてみた。
甲陽の算数は、毎年なかなかの強敵がそろっている印象です。
関西の最難関校の中でも、シンプルだけど一癖も二癖もある良問が多いですね。
教える身としては「解くのは楽しいけど、教え込むのは大変」な気がしています。
では、行ってみましょう。
2025年度1日目の大問1です。
次の□の中に適当な数を入れなさい。
⑴ 1+18÷(\(\frac{1}{7}\)-\(\frac{1}{16}\))+\(\frac{1}{17}\)÷(\(\frac{1}{25}\)-\(\frac{1}{81}\))×119=225×□
➤ \(\frac{1}{7}\)-\(\frac{1}{16}\)=\(\frac{9}{112}\)
➤ \(\frac{1}{25}\)-\(\frac{1}{81}\)=\(\frac{81-25}{25×81}\)=\(\frac{56}{25×81}\) ←25×81はとりあえずそのままにしておく
1+18×\(\frac{112}{9}\)+\(\frac{1}{17}\)×\(\frac{25×81}{56}\)×119
→ ここで約分しまくる!18と9,17と119,56と7
=1+2×112+\(\frac{25×9×9}{8}\)
=225+225×\(\frac{9}{8}\)
=225×(1+\(\frac{9}{8}\))
=225×\(\frac{17}{8}\)
ひとつずつ丁寧にやれば問題ないでしょう。
⑵ 右の図のように,面積6cm2の正六角形が2つあります。斜線部分の面積は□cm2です。

三角形ABCと三角形ADEは相似で、相似比は1:3
CDを結んで、斜線部分を三角形BCDと三角形CDEに分ける。面積比は1:3

三角形CDEは正六角形の\(\frac{1}{3}\)なので、2cm2
よって三角形BCDは2×\(\frac{1}{3}\)=\(\frac{2}{3}\)cm2
斜線部分は2+\(\frac{2}{3}\)=2\(\frac{2}{3}\)cm2です。
今回は簡単な問題だったようです。
究学からのご案内
大阪星光を目指すなら
大阪星光を志望する人には、【中学受験算数ザ・バイブル「大阪星光学院」】をおすすめします。
過去問17年分のたぶんとても分かりやすくて丁寧な解説、過去17年分の過去問実物、過去17年分の入試問題を単元別に整理した問題集、問題傾向を突き詰めた単元別の問題集など。本気で合格を目指しているならぜひおすすめです。
➪2024年度大阪星光算数入試問題と解説、見本を無料進呈しています。
オンライン個別指導で算数・国語も実力伸長!
算国オンライン個別指導塾究学の生徒も募集しています(年中いつでも歓迎します。まずは無料体験で)

