よく似た問題が2020年の大問3に出ていますね。
右の図のような三角形ABCと半径1cmの円Pがあります。円Pを三角形ABCの辺にそって離れることなくその内側を一周させると,三角形ABCの内部で円Pが通らなかった部分は,頂点A,B,Cの近くと中央の三角形DEFの,合わせて4つあり,その面積は全部で47.86cm2でした。次に,円Pを三角形DEFの辺にそって離れることなくその外側を一周させたところ,三角形ABCの内部で円Pが通らなかった部分の面積は全部で53.44cm2でした。このとき,次の問いに答えなさい。ただし,円周率は3.14とします。

⑴① 三角形ABCの内側を一周させたときに,円Pが通らなかった4つの部分のうち,頂点Aの近くの部分を,解答欄の図に斜線で表しなさい。

解答欄の図は上にあげたとおりです。
そして、頂点Aの近くで円が通らなかった部分は、次の通り。

② 三角形DEFの外側を一周させたときに,円Pが通らなかった4つの部分のうち,頂点Aの近くの部分を,解答欄の図に斜線で表しなさい。

先ほどと同じ図ですが、今度は円が頂点Dを中心に回転する部分をしっかり描きます。

⑵ 三角形DEFの面積を求めなさい。
与えられた面積は、
[1] 円Pを三角形ABCの辺にそって内側を一周させたとき,円Pが通らなかった部分は,頂点A,B,Cの近くと中央の三角形DEFで,その面積の合計は47.86cm2
[2] 円Pを三角形DEFの辺にそって外側を一周させたとき,円Pが通らなかった部分の面積の合計は53.44cm2
この2つだけです。
そこで、この2つの面積の差53.44-47.86=5.58cm2の違いを考えましょう。
⑴の①と②の図で、斜線部分は相似です。相似比は、図の中にあるおうぎ形の半径1cmと2cmの比で1:2なので、面積の比は1×1:2×2=1:4
この比はそのまま下の図の斜線部分の面積の比になります。

左の斜線部分の面積を①、右の斜線部分の面積を④とすると、差の③=5.58cm2なので、
①=1.86cm2
以上から、三角形DEFの面積は47.86-1.86=46cm2となります。
⑶ 三角形ABCのまわりの長さは,三角形DEFのまわりの長さに比べてどれだけ長いですか。
まわりの長さの差は、図の頂点A,B,C近くの斜線部分の周囲に引いた赤太線部分の長さの合計になる。

この3つの部分をひとつにまとめると、次のような三角形になる。

求めたい長さの差は、この三角形の周囲の長さになる。
斜線部分の面積は先の⑵より、1.86×4=7.44cm2
これに円の面積2×2×3.14=12.56をたせば三角形の面積になる。
7.44+12.56=20cm2
上の三角形の(AB+BC+CA)×2÷2=20より、
AB+BC+CA=20×2÷2=20cmでこれが答え。
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