東大寺2018年度 算数入試 大問3⑴

入試問題解説

東大寺学園2018年度入試の算数大問3⑴を解こうと思います。
この年の問題の難易度は、ほぼ例年通りという感じですが、その「例年通り」というのが曲者で、けっして簡単ではないのです。解ける問題は解けるし、解けない問題はとけない、という感じでしょうか。
解ける問題を確実に点数にしていくことは不可欠です。

3つの箱A,B,Cと1から300までの整数が1つずつ書かれたカードが300枚あります。これらのカードの中から5の倍数以外の整数1,2,3,4,6,7,8,9,11,……,298,299が書かれたカードを,小さい整数が書かれたカードから順に
箱A || 1 7  8  14 16
箱B || 2 6  9  13 17
箱C || 3 4 11 12
のようにすべて入れます。このとき,箱Bに入っているすべてのカードについて,書かれた整数の平均を求めなさい。

なかなか素敵な問題で、もちろんすべて書き出して平均を求めることは、不可能ではありませんが、やめた方が得策です。何か簡単に求められる方法を考えてみましょう。
5の倍数のない整数が、3行に分けて書かれていますが、実際には6個進んでもとに戻っています。ですから、5と6の最小公倍数30を利用して(実際には30はないのですが)考えてみましょう。
30のところまで表を作ってみます。
箱A || 1 7  8  14 16 22 23 29
箱B || 2 6  9  13 17 21 24 28
箱C || 3 4 11 12 18 19 26 27
この先は、今並んだ数に30たした数,60たした数,90たした数,…,270たした数が並ぶはずです。
最初のセットを①セットとすると、セットは⑩まで続きます。
①の平均は、(2+6+ 9+13+17+21+24+28)÷8=15
②の平均は15+30=45,③の平均は15+30×2=75、…、⑩の平均は15+30×9=285
以上から考えると、箱Bの平均は(15+285)×10÷2÷10=150となりそうです。

〔別解〕5の倍数は300÷5=60個あるので、300-60=240個並ぶはず。
240÷3=80個で、箱Aも箱Bも箱Cも80個入ります。
箱Bの最後の方の数を後ろから書けば、298,294,291,287,…
箱Bの並んだ数を、先頭と最後,前から2番目と後ろから2番目,前から3番目と後ろから3番目,…と組み合わせていけば、2+298,6+294,9+291,13+287,…とすべて300になります。
ですから箱Bの合計は300×\(\frac{80}{2}\)=12000
平均は12000÷80=150となります。

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